たすきのロールオーバー対策

薙刀式小川版(改)では原則としてM、K、I、Uの4つをデフォルトで言えばCtrlやShiftのように、ショートカットキーを使用する修飾キーとして使用しています。
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上の記事で大岡さんはKを編集モードに使用しなかった理由として「ロールオーバー優先にしたいと思った」と書かれています。言い換えれば、通常の文字入力に影響が出るのを懸念したということでしょう。

Kに配置されている「い」は日本語でよく使われるかなであることは想像できます。また実際に影響が出ているのも事実です。その対策をどう行っているか説明します。

1.片道にする
これまでは原則MV同時押しのように2つのキーをどちらから押しても構わないよう設定していましたが、KとIに関しては右手側からの先押しのみ機能するように変更しました。単純に影響する範囲を減らすためです。

2.暴発したとしても影響の少ないキーを配置する
K+FのDelete、K+DのEndはどちらも修正時でなければ意図せず発生したとしても、問題が少ないキーです。当然すべてこうするわけにはいきませんが発想は悪くないはずです。

3.ショートカットキーが発生した場合にツールチップを出す
上の2つは誰でも思いつく程度のことです。大岡さんも考えられたことでしょう。対策が十分でないと指摘されてもおかしくありません。

そこで最新版では、K+J(Ctrl+Z)とD+F(Ctrl+S)の発生時にツールチップを出しています。暴発した場合にせめて起きたことが明確なら対策が取りやすいという発想です。

Delete、Home、Endにも適用したいところですが、ツールチップの表示中はSleepをかけなければならず、他の動作ができない問題があります。また別の対策を考える必要がありそうだなというのが現状です。