その気持ちはわからないではないのですが


それでもキーごとの打鍵頻度でいうと、高いほうから Enter > A > BackSpace > Space > ... です。

つまりこの3つのキーを円滑に入力できることは、入力の効率においてきわめて重要です。文字領域を工夫するだのしないだのは、この3つのキーの便宜を高めることにくらべれば些事だと思います。

ViViとキーボード(論理) - ViVi-sharkの日記

速度さえあればねじ伏せられる。そんなふうに考えていた時期が私にもありました。

秒10打は並大抵の努力で到達できる領域ではありません。そのさらに先がRTCタイパーのいる世界です。RTCタイパー(たのんさん)でも普段は10分1700~1800字程度という数字をどう捉えるかによって結論は変わるのだと思います。

努力でこの領域へ到達しようと思えるのならやり続ければよいでしょう。それは難しいと思って他の方法を探しているのですが配列変更や漢直で10分1700~1800字の領域に到達できた人はおそらく存在しません。1500字/10分を達成できた人(大岡さん)も稀です。大岡さんもまた特殊な才能の持ち主ではないかと疑っています。

現状は短距離で練習を行う配列と普段使う配列を変える手法を試しています。タイピングサイトでの練習にQwerty(英語)を、社説のコピー打鍵にれんかを使っています。これが正しいのかわかりませんが以前よりはだいぶ改善していると実感しています。

単純比較はできませんが実タイのランキングを見れば秒10打以上を打つ実力派タイパーの皆さんが三段にいる中で、Qwertyローマ字なら秒5打も打てず英語もせいぜい秒7.5打程度の私が二段ならそう悪くはない数字でしょう。

練習と実戦で別の配列を使い分けるには指にそれなりの負荷がかかります。もしこの手法が正しいのなら指負荷を最小限にしようというアプローチには利があると思いますよ。

単位がどうこうなんて言いたくはないのですが

先日のエントリに引き続き新配列で瞬間的速度が欲しい方を念頭において話を進めます。どっぷりと配列沼に浸かった読者にとっては退屈かもしれませんがご容赦ください。

薙刀式で秒5打(TWJK基本常用語でランクSS)を打つことは十分可能です。しかし単純に2倍にしてローマ字換算で秒10打が可能かというと話が別です。

かな入力ではほとんどの場合1打鍵に対して1文字入力される。総じて打鍵数が少ないため、打鍵の速さが同じならばより速く (ローマ字と同打鍵数の文字列や打鍵数が増える文字列もあるので概ね1.5倍ほど) 入力でき、手指の疲労も少ない。

かな入力 - Wikipedia

そう甘くはないということですね。下手すると1.5倍でもまだ甘いかもしれません。

一般的にローマ字入力と比べて1.2~1.3倍速くなるといわれています。

ローマ字入力よりも速いかな入力を覚えよう|タイピング講座

体感でも1.2~1.3倍程度と言われて否定はできません。瞬間的速度の話をするのなら面倒ですがローマ字で秒何打、かなで秒何打というべきでしょう。そしてもう一つ単位を揃えたい問題があります。

安定して出るのはe-typingの腕試しタイピング(ローマ字)で330~350程度。ベストスコアで371。

なので、未変換の秒カナ換算で秒3カナ程度

キーボード入力における私のスペック - Jorgeの日記

根拠は勘でしかないので恐縮ですがこのスコアが出せるならrkpmで450程度、つまりもうローマ字換算で秒7.5打を打っているのではないでしょうか。rkpmはe-typing plusで計測できますよ。
chromewebstore.google.com
どちらもややこしい話です。大岡さんが変換後n字/10分に統一されているのはこういう理由があったんですね。(メガトン構文)

今日の更新分

renka_0.1.619.zip - Google ドライブ
1.Space面の配置をV「ね」、コンマ「ぶ」、ピリオド「ぷ」に変更しました。
2.ふ補完直後のSpaceをぶ移行に、1秒置きのJを「ね」に変更しました。
3.記号面Jに待ち補完を配置しました。
jigendaddy.hatenablog.com