新機能というほど大げさな話でもないのですが、る+後置Spaceとあ+後置Spaceに新しい条件分岐を加えました。適切かどうかは別にして、あまり見たことのない考え方ではあるのでかんたんに解説をしておきます。
や行小書きが使われるしゃ、しゅ、しょ等の音は開拗音と言って、あ行を除くい段とや行小書きの組み合わせが使われるそうです。つまり直前の音があ行を除くい段でなければ、や行小書きは原則使用しないと言えます。
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既存の配列でもこの法則を用いて「あゃ」など特定の音+や行小書きの組み合わせを別の音に使用するという例はいくつかあります。最新版ではこの考え方を進めて、直前の音があ行を除くい段であるかそうでないかで機能を分けました。
具体的な機能は下記表の通りです。もし変換前入力中でなれけば上記の条件にかかわらずや行小書きへ分岐します。
条件対象 | 条件対象外 | |
る+後置Space | ょ | 記号面 |
あ+後置Space | ゅ | 句点 |
これまでの変換前入力中かそうでないかだけで分ける方式だとや行小書きを修正時に使用できないという問題があります。その点改善がなされているはずです。無論記号面や句点の指負荷を減らせるのも大きいですね。これでひとまず様子を見ます。