くないの特長

くないの仕様が固まってきたのでかんたんな説明をします。まずくないの話をする前に、本家薙刀式のどこが優れているかを整理します。
1.速さより早さの重視
2.脳負荷の軽減
3.編集モードの実装
一つ一つ解説すべきかもしれませんが、興味のある方は大岡さんご本人のブログを読んでいただきたいところです。

それではどこに問題点があるのか。これも大岡さんのブログに記載がありました。

薙刀式の改良したい所はいくつかあって、
・半濁音小書き同時押しの統一
・いくつかの外来音の打ちやすさの改善(フェが代表的)
・「から」が「ぶ」に化けやすい問題の改善
・「む」の右手側への復帰

【薙刀式】半濁音と小書きを分離した理由: 大岡俊彦の作品置き場

これらの点を踏まえてくないで目指しているのはこんな入力システムです。

1.同時押し(ホールド)により発生する化け(暴発)及び身体的負荷の対策
そもそも文字キーによる同時押しがなければ暴発は防げるという単純な発想を元に濁音は後置シフトで清音から変換する方式を実装しました。あえて3キー同時押しを採用せず、や行小書きは独自仕様で実装しています。

また下記の対策を行うことで指にかかる負荷軽減を目指しています。
IMEオンオフを楽に
・小指裏面(せ・つ・ゆ)の補完をホームポジション近辺に配置
・や行を除く小書きと半濁音の後置シフト位置をホームポジション近辺に統一

2.入力と変換の分離
文字入力と漢字変換を完全に分離しました。より確実に入力を進めたいという主張です。

3.たすきから引き続き編集モードの独自仕様を採用
たすきでしつこいほどいじり続けた編集モードを引き続き採用しています。