打鍵イメージを構築しない

少しややこしい話なので結論から先に書きます。社説タイピング時に打鍵イメージの構築をせず、原本の確認を徹底することにしました。

また根拠が無いという批判を受けるかもしれませんが、漢直は記憶に脳のリソースを割く通常のかな漢字変換方式と比べて脳負荷の高い入力方式です。これは言い方を変えれば、かな漢字変換は比較的脳負荷が低い方式と言えます。

では脳の空いたリソースをどう使うべきなのか。これまではかな入力時にそろばんの感覚で打鍵イメージを構築し、変換時に原本の確認をしていました。しかしこのやり方はミスが頻発しています。

対策として工程にかかわらず全て原本の確認に費やすことでミスを減らすことができるのではと考えました。意識して打鍵イメージを構築しないよう努める感覚です。

タイプウェルで考えるとわかりやすいと思います。上の漢字を含めた部分と下のひらがなだけが表示された部分の確認でどちらが打ちやすいか試したのですが、明らかに下が打ちやすいという結論に至りました。理由は単純に慣れもあるでしょうが脳でひらがなに戻す作業を行わないのも大きいはずです。

であれば、作業を減らし脳の負荷を下げればミスの対策になるのではと期待しています。