同時打鍵系配列って実はe-typingで不利?

これまで同時打鍵はタイピングソフトにおいて有利だと考えてきたのですが、むしろ場合によっては不利な気がしてきました。

文字キー同時打鍵の泣き所は順次打鍵2文字と同時押しを使い分けるのが難しい点です。それを踏まえてもなおレイヤーキーを文字キーに置くのは打鍵範囲を狭くしたり清濁同置にすることで脳負荷を抑えられるメリットが大きいと考えているからです。

しかしこのメリットはあくまで実用におけるメリットです。ある程度のレベルを超えるとタイピングソフトにおいてはこれを感じにくいのではないでしょうか。多少のミスを許容できるソフトであればまだ立て直すこともできるでしょうが、ミスに厳格でペナルティの大きいe-typingでは一部不利に働いている気がします。

文字キーとレイヤーを兼ねる同時打鍵配列の新下駄で300を超えるスコアをランキングに登録しているkouyさんがすごいよという話ですね。

つけ加えるとRTCでは配列の変更を自由にするべきだと考えていますが、そうなると予選と本戦ではそれぞれ配置を変更する必要が出てくるのかもしれません。配列作成の技術が求められる大会というのもまた面白そうです。