タイピングソフトで練習を行う意義

久々にタイプウェル、そしてMonkeytypeを打って気がついたことをまとめておきます。結論から言うと、タイピングソフトでの練習は脳の不要な処理を省くためのトレーニングなのではという話です。

コピー打鍵の場合、タイピングに慣れていないと以下の4工程が必要です。

1.認識
まずどの文字を打つ必要があるのかを認識する
2.脳内発声
これから打つ文字を脳内で声に出す
3.打鍵イメージの構築
どの指でどう押していくのかをイメージする
4.打鍵
実際に打鍵を行う

当然ながらタイピングソフトでこれほど複雑な作業を行い脳負荷をかけるのは現実的ではありません。2.と3.をできる限り省く必要があります。実用でも脳負荷を軽減させる必要があるのは自然で練習として意義があると言えるはずです。

この話のいいところは合成論に対しても説明がつくことです。ワード慣れによりそもそも2.と3.の作業が発生しないのでは必要な脳負荷がかからず練習として成立しません。

とは言え練習のやり過ぎで指負荷をかけ過ぎてはいけないのはもちろん、脳負荷がかかり過ぎている状態で練習を行っても効果は限られると思います。作業をいかに省くかを意識せず漫然と回数を重ねるのでは指を痛めるだけですからくれぐれも気をつけてください。