こんばんは。kouyさんのキーカスタマイズを再現していて一つ心残りがありました。
新下駄配列など、配列変更アプリケーションで実現している配列でタイピングゲームをプレイするには、IME OFFの状態でも配列変更が行われる設定ファイルを使うなどの方法を採る必要があります。それらの設定への変更を簡単にできるようにしておくと、タイピングゲームをプレイするハードルが下がります。
キーカスタマイズ2020年版:その4 親指モディファイヤ - 紙とエンピツ_ブログ版
タイプウェルやWeather Typing等のタイピングソフトをプレイする際はDvorakJを使っています。これを一日に何度も日常の日本語入力時と使い分る必要があるのは面倒だなと感じていましたが、明確な対策を打てませんでした。
私はGoogle日本語入力のローマ字変換テーブルがあるので助かっていますが、見てくださっている方の中にはDvorakJだけで使い分けたいという方もいらっしゃると思います。
jigendaddy.hatenablog.com
大岡さんのブログで存在を知ったのですが、DvorakJ親指シフトインストーラーを使った対策を考えました。
eee-life.com
本来はNICOLA用に使われるのでしょうが、いつも使っている通常版と同様の動作は期待できそうです。通常版のDvorakJをタイピングソフト用に、親指シフトインストーラー版を日常使い用に割り当ててはどうかと考えました。
AutoHotkeyだけでは納得できる動作ができませんでしたので、UWSCを使いました。
AutoHotkey側
#!d:: Run,C:(UWSCのフォルダパス)\UWSC.exe
UWSC側
id = GETID("DvorakJ") CTRLWIN(id, CLOSE) n = INPUT("タイピングソフトで入力する場合は1、それ以外の入力の場合は2を入力してください") IFB VAL(n) = ERR_VALUE PRINT "数値ではありません" ELSE IFB VAL(n) = 1 EXEC("C:(通常版のフォルダパス)\DvorakJ.exe") ELSEIF VAL(n) = 2 EXEC("C:(親指シフトインストーラー版のフォルダパス)\DvorakJ.exe") ENDIF ENDIF
Windows+alt+dでUWSCを起動します。UWSC側でファイルを読み込んでおけばpを打つと動作するはずです。表示されたインプットボックスに1を入力すると通常版を、2を入力すると親指シフトインストーラー版を起動します。どちらも起動せず終了すれば通常版、親指シフトインストーラー版に関わらず動作前にDvorakJが動いていたら終了させます。
AutoHotkeyの設定が長くなってきましたので、自分用に使っているahkファイルを上げました。我ながら独自の色が強い設定ですね。
my_keycus.ahk - Google ドライブ
素直にランチャーを使うべきかもしれませんが一つの手ではあると思います。kouyさんには及ぶべくもありませんが、案として書いておきました。もっと改良できる余地がありそうです。
追記
まだ面倒だなと思ったのでバッチファイルを使う方法を考えました。Win+無変換で通常版、Win+Tabで親指シフトインストーラー版を起動します。通常のWin+Tabを潰したり、無変換キーがそもそもないキーボードの場合はどうするんだという問題はありますがWin+SpaceやWin+変換(vk1C)などで対応していただければと思います。
#vk1D:: Run,C:(バッチ1のフォルダパス)\dvo.bat Return #Tab:: Run,C:(バッチ2のフォルダパス)\dvo2.bat Return
バッチ1 dvo.bat
taskkill /IM DvorakJ.exe taskkill /IM DvorakJ_manager.exe start "" "C:(通常版のフォルダパス)\DvorakJ.exe"
バッチ2 dvo2.bat
taskkill /IM DvorakJ.exe taskkill /IM DvorakJ_manager.exe start "" "C:(親指シフトインストーラー版のフォルダパス)\DvorakJ.exe"