たすきと薙刀式本家の相違点

もちろん原則大岡さんの仕様を守って実装しているのですが、どうしても欲望に逆らえずいくつか気になる箇所を変えています。ユーザーの皆さんには、3点ほど注意してほしいポイントがあります。

1点目はIMEオンオフの範囲を拡張したことです。本家はJH同時押しでオン、FG同時押しでオフですがたすきはIMEオンにJ+K、IMEオフにF+Dも加えています。GHの評価が個人的に低いことが原因です。よりIMEの使い勝手が改善されたと自負しています。

2点目は外来音の3キー同時押しを実装せず、小書き変換で補っていることです。当初は本家同様にQとの同時押しで十分かとも思いましたが、実装を繰り返すうちになんらかの対策が必要であろうと判断するに至りました。

大岡さんからは左手側の文字キー同時押しを使ってはどうかというアドバイスをいただきましたが、EF同時押しのF7やDV同時押しのF6もそれなりに重要ではあります。創意工夫を施したというほど大げさなものでもありませんが、現状はこうさせてください。
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3点目はスペース面の実装についてです。本家はSpace+Fで「ま」のようにSpaceを先に入力しますが、たすきではF+Spaceでも「ま」を出力します。狙いは先に文字キー側を押してしまった場合のリカバリーです。

大岡さんが実装されていない理由として技術的制約もあるでしょうが、ピアノで言う和音のように指を突き刺すように打ててしまう点もあるのではと勝手に推測しています。無論指負荷の増大はたすきでも気にはなりますが、リカバリー可能という利点をより大きいと見ています。

以上3点です。どれもユーザーにとってメリットのある実装だという自信はありますが、気になる点があれば遠慮なくお知らせください。