配列には制作者の仕事に対する考え方が現れる

タイトルは偏見に基づく勝手な持論ですが、仮に正しいとして話を進めます。

新下駄は速度を重視した配列です。おそらくkouyさんは仕事で大事なのはスピードだと考えているのでしょう。

薙刀式はどうでしょうか。先日特長として「速さより早さの重視」と書きましたが、早さとは具体的に何なのか。いくぶん悩んだのですが、成果という答えが浮かびました。

成果物である作品によって評価される仕事の大岡さんならば、あながち考えられないことではないと思います。だとすれば新下駄と薙刀式どちらにも共通しているのは競争を前提にしているということです。

競争がなければ速度は必要ありません。作品は常に競争にさらされていると言っても過言ではないでしょう。もちろん競争自体を否定するつもりはありません。しかしタイピングの目的とは競争ではなく成長です。競争はあくまでも手段です。

競争があるからこそ成長があるという考え方もできますが、それが本質なのでしょうか。誰かを打ち負かすことだけが人間を突き動かす要因なのでしょうか。必ずしもそうだとは思いません。

大げさに言えばくないで目指すのは競争からの解放です。成長があれば人は生きていけるはずです。