新配列のデメリット


当然勧誘をするのならデメリットも説明しておくべきでしょう。3点にまとめます。

1.参加できない大会がある
具体的にはRTCですね。認めてくれればユーザー層が増えるよなあとか思っています。WoTは出場可能なので腕に覚えのあるタイパーの方は自作配列で参加するのも一手です。というかやっていただけると助かります。

2.環境を整備するハードルが高い
この点はパソ活さんが既に書いてくださっているので詳しくは省きます。新下駄がGoogle日本語入力だけで実装できるようになったとか一応進展はあるのですがまだまだハードルが高いのは事実です。DvorakJに依存せず、薙刀式を実装されているのも一つの挑戦です。
pasokatu.com
github.com

3.各配列による特徴を見極める必要がある
これもパソ活さんが指摘されていることではあるのですが、こちらに書いておきます。

新配列によく指摘される欠点の一つに、文字キー同時押しと通常打鍵の連続を誤判定して意図しない入力が行われる点が挙げられます。なんだか小難しい話ですが要はKIHで紅皿開発者の綾木さんが薙刀式を例に出されていた

はな→ぱ

の化けが発生して「話す」が「ぱす」になるやつです。配列制作上考えられる対策としては文字キーへ単打を割り当てず、レイヤキーのみに使う手法があります。コジオンさんの月配列Kはその一例です。
kojion.com
もちろん打鍵範囲を有効に活用できるメリットもあるのでどちらが優位であるかは個々人の目的によります。日常使いなら慣れればそれほど気にならないかなとは感じています。

こういう話がないのはユーザーにとって不親切なのかなあとも思うのですがガンガンやるとただでさえ少ない新配列勢が減ってしまう気もします。どうしたものですかね。