技法

めんめんつさんが新作動画をアップロードされています。
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一列右にずらすと右手にEnterが近づくのがよく分かります。正直、こうまで変わるとは思っていませんでした。勉強になりますね。理にかなった変更と言えるのでしょう。

不要かもしれませんが、今回も文字起こしを行います。

こんばんは。めんめんつと申します。いつもはいろいろな配列の動画を撮ってるのですが、今日はQWERTY配列です。さていきなりですがここで問題です。私の今使ってるキーボード配列、皆さんのものとは少し違うところがあります。わかりましたか?一つはバックスペースはこの位置です。次に、ハイフンですね。ホームポジション上、普通は何故かセミコロンが置かれています。もったいないですよね。なのでハイフンにしました。最後に、全体です。全体的に右に一列ずれていますよね。こうすることでエンターキーが近くなります。手をホームポジションに置いたままでも小指をまぁ伸ばせば届きます。これがいつもの普通のポジションだとホームポジションから手を離さないと届かないんですよね。この一列は大きいです。さて、三点変えました。全部効率化には効くので、まぁどれかお手軽なものから初めていただくことをおすすめしたいところ。ではございますが、実はこれ、全部セットでないと、ちょっとうまくないことが起きます。例えばですね。バックスペースをいつもの位置においてますと、ハイフンの位置が窮屈なんですよね。バックスペースが右端にあるとき、無意識に、いつでもBSキーを取りにいけるように、手を外側に傾けます。そうするとだんだん小指が窮屈になってきてむしろデフォルトのハイフンの位置のほうが打ちやすくなったりします。あとで実演しますwつまり、ハイフンの位置、単純に考えて一つだけ最上段にあることはおかしいのですが、バックスペースとの相性を考えるとデフォルトの位置のほうが打ちやすいのです。なのでまずはバックスペースから動かす必要があります。私もさっき変えてみたばかりなので慣れてないところが多いのですが、ただいずれにしても慣れたとしても、デフォルトの位置は辛いです。例えば「キーボード」ってどうやって打ちますか?キーボード ここの BO- が関門です。ふつうに打とうとするとかなり指を曲げなくてはいけません。ちょっとやってみますね。キーボード。キーボードキーボード。薬指でとるとキーボードキーボード。私が慣れてないこともあり、辛いですね。。というように、O-というカタカナ語では特に続出する繋がりがデフォルトの状態ではすごく打ちにくいです。はい。次は、エンターの話に移ります。エンターはもうしょうがないんです。だって市販されているキーボードでこんなおかしな形のバカでかいキーがデフォルトになってしまっているからです。エンターの位置を動かしたところで、じゃあ余ったこの大きなキーはどうするんですか?飾りにしておくのもなんか不格好です。ただし位置を変えないとホームポジションから遠すぎてしんどいです。というわけで、エンター以外を動かせばよいと、私は提案します。ツイッターでもちらほら、全キー、または片手側のキーだけ右にずらす仕様にしてる方をみかけますし、私が特別な訳ではありません。おすすめです。このとき、もともと右端だったカギカッコは一周回って左端になります。「」「」実はですね。この右ずらし、もっと良い効果があるんです。それは先程動かしたバックスペースキー。これが右親指で取りやすくなります。説明忘れましたが、変換キーはシフトにしています。シフトは大文字のアルファベットを打つ時に必要ですし、またローマ字打ちながらシフトを押すとQWERTYというようにAIUEOというようにIMEを切り替えることなくスムーズに英語を日本語分の中に挿入できます。これが意外と便利ですね。なのでシフトをこの位置。そうすると右親指で使えるキーないじゃん!ってなるんですが、実はあるんです。更に右のカタカナひらがなキーです。ただしこれ、普通のホームポジションからはとてもじゃないけど打てません。まぁ届くといえば届きますね。ただ辛いし不自然です。そこで話が戻ってきましたが、全体のキーを全部右側にずらすことで、自然と届くようになります。つまり、冒頭で私が述べた「3点セット」はすべて揃って、初めて真価を発揮します。不思議だったんですよね。例えば自作キーボード界隈、最近かなり勢いがありますが、皆さんQWERTY配列は守るんです。8割型?9割いるかな。。ところがエンターとバックスペースを守る人は、あまり見ないんですよね。。そここそが工夫、オリジナリティの出すポイントというような感じで(違ったらごめんなさい)特に親指キー周りのキーを工夫される方が多いです。逆に自作キーボードキットでJIS配列のものはほとんど見ない気がする。。(律儀なUS配列も決してメジャーではない、と思ってる)あまり詳しく恐縮ですが、JISキーボードのエンターとバックスペースが良いということで自作キーボードでもそれを踏襲する人は私の周りというか見渡せる限りでは見たことがありません。それくらい、人々は疑問を持っているんです。しかし、実際にJISキーボードでそれらのカスタマイズをする人は、そりゃいますけど、稀ですよね。。いたら紹介してくださいwなぜQWERTY配列とかより気軽に変えられる筈のエンターバックスペース、右端で打ちにくいのは明らかなのにどうして変えないかというと、今私が述べた3点セット、少なくとも二点セットは無いと、デメリットが目立ってしまうからではないでしょうか。ちょっとこの辺で普通仕様に戻して使ってみますね。よいしょ。えーと。エンターだけを右親にするのはよいかもしれませんね。ただしそうするとバックスペースが置き去りになります。じゃあ両方右親指にもってくるとキー数が足りないか、打ちにくいカタカナひらがなキーを活用しなくてはいけません。このジャンプよ。慣れれば、快感はある気はしますし、また創作文ではあえて減速することで、思考を落ち着かせることはできるかもしれません。ただ遠い。。まぁ慣れればいいかもしれませんが、慣れない人だっている。慣れた人でももっと最適な解があるはずです。さて、なに話していたか忘れましたが。最後に一点、私最近「継配列」を作りました。そこでのカタカタ切り継ぎ法はもちろん特徴なのですが、もう一点特徴なのはエンターとバックスペースの位置です。頻度から考えて、あの位置、右手の中指、薬指にしたんですよね。あれでよかったのかなぁと思うことはあります。とりあえず私の打鍵カウンターでもご覧ください。私はタイプウェルなどをよくプレイし、そこではバックスペース、エンターほぼ使わないです。それにも関わらずバックスペースとエンターはあの頻度になります。文章打ってるときそんなにエンター。。まぁ押してるほうかもしれないですねwただ、なるべく文字を繋げて打つようにすれば確定はいらなくなります。言い訳をしますが、創作文では考える時間、手が止まる時間があるのです。そこで、変換未確定のまま、おいておきますか?私は無意識に、手を止めるときにエンターを押してしまうんですよね。なので、コピー打鍵よりもむしろ創作文でのほうがエンターを使います。さて、話が少しそれましたが、継配列では文字キーの中に思いっきりエンターとバックスペースが入ってしまっています。これは打ちやすいのですが、間違えたときはめんどそうですね。特にいわゆる「タイパー打ち」という、速度重視、騒音だらけの打ち方をするとミスも増えて、普通の文字キーだったらバックスペースで修正すれば済む話です。しかし機能キーをミスったときはその修正をどうするかは、臨機応変の対応が必要です。エンターを間違えて押して改行してしまったのか?変換確定してしまったのか?で対応が変わります。バックスペース間違えておしたら、せっかく正しく打てていた文字を再度打たないといけません。というように、つまり、というかこの動画は昨日の大岡さんのブログで大岡さんとパソ活さんの議論をみて触発されて撮ってるんですけど、機能キーはたしかに独立してたほうがいい。文字キーとごっちゃにしないほうがよいというのは私も最近感じたところではあります。薙刀式だったら文字キーと近いですが「さ」を除けば基本的に棲み分けはできてそうなので、あのくらいが理想かもしれません。継配列はまぁ別にタイパー向けに作ったわけじゃないので正確性重視で丁寧な打鍵をしていただければよいのですが、多分めっちゃ速い人が使えばあの位置にエンターバックスペースがあることに不満を覚えるかもしれません。さて長くなってしまいました。ここまで打つつもりはなかったです。簡単に述べてブログにでもまとめようと思ってたんですが、これのコピペでよさそうですね。さて最後に一応、コピー打鍵で私の3点セット、変更前後でやってみて、どのくらい、特に印象というか大変さが変わるかを試してみたいと思います。使うのはタイプウェルFTの腕だめし1です。さてまずは変更前からやってみます。つぎに、三点セットを実行したときの打ち方です。こんな感じです。時間見てませんでした。どっちが速く打ててましたかね?できれば2回めのほうが速くあってほしいけど、本当に見ていただきたかったのは右手の安定性です。不必要にエンターバックスペースに指を伸ばさなくてよくなったため、安定して、楽に打てていたんじゃないでしょうか。練習はですね、この手のキー変更は最初はとにかく違和感がすごくて、最初の1日は4にたくなります。ただ慣れですね。一週間。一週間使えれば、あとはいける。配列変更は最初の一週間が大事。なにも初日から完全に変更しろというわけではありません。まずは一日10分とかから変えてみて、調子が出てきたらだんだん長時間使うようにして、大丈夫と思ったら完全に乗り換えましょう。配列変更は即効性を求めてはいけません。長い年月かけてじわじわとその良さが分かってくるものです。短期的には学習コストが重いにきまってるのでダメですが、長期的に、生涯使い続けることを考えて、なるべく早いうちからできるところから配列を変えていきましょう。長い間ご清聴ありがとうございました。

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